筆者は書道歴25年の書道家の主婦です。
近くのお寺で御朱印のお仕事をさせていただいており、
お正月やお彼岸の時期になると書き手としてお寺に出向いています。
「書道の腕には自信があるけど、仕事に結びつかないかな」
と考える人は意外に多いのでは無いでしょうか。
私もそのうちの一人でした。
この記事では、
「得意な書道を仕事にできるかの基準」
「どんな仕事に結びつけられるか」
「御朱印の仕事に結びつくまでの経緯」
を解説していこうかと思います。
書道を仕事にできるかの基準
ひとつの目安として「資格」があげられます。
有効な資格として、「○○書道会師範」ですとか
「文部科学省認定毛筆書道検定○級取得」
ですとか、あとは経験なども売りになるかと思います!
ちなみに筆者の書道の経歴ですが、
小学生の時に区で行われた正月書道コンクールで区長賞、
中学では色々な細かい賞を頂きながら、学校行事の看板を書かせていただいていました。
高校でも看板書き、資格は高校2年生で、日本書道学会師範免許を取得しました。
同じく高校2年の終わり頃には、文部科学省認定毛筆書道検定2級を取得。
雅号(書道家のペンネームのようなもの)も恩師からいただきました。
大学も書道関連の道に進めたのですが、家庭の事情で、中退。
その後も日本書道学会へ通い続け、仮名の師範免許も取りました。
このような感じで、得意を仕事にするときに、経験や資格が何かあれば、
仕事に結び付く可能性は十分あるのではないでしょうか(^^)
どんな仕事がある?
・賞状書士
・書道教室を開く
・筆耕士
・御朱印の書き手
・SNS発信
賞状書士と筆耕士の違いですが、賞状だけを専門で扱うか、垂れ幕や看板、宛名書きなど色々なものを扱うかの違いです。
私が以前調べたところ、両者とも、腕を確認する場合が多いです。(当たり前と言えば当たり前ですが)
書道教室に関しましては、地域密着型になるかと思いますので、
宣伝費用(ポスティング用チラシなど)、テーブルなどの初期費用が多くかかります。
SNS発信などの集客能力も必要になってきます。
御朱印の書き手ってどんな感じ?
筆者の場合ですが、まずお寺に電話をかけました。
そこで自分の書道に関する資格や経歴などを話をし、
「書道に携わるお仕事はありませんか?」
と尋ねてみました。
その場では「今は募集しておりません」
とお断りをされたのですが、1ヶ月後、お寺から電話がきました。
「御朱印のお仕事をやって頂けたらと思っているので、一度面接にいらしてください」と。
ウキウキで面接に行ったのを覚えています。
実際に書いてみて、無事合格をいただき、
お正月には御朱印の書き手としてお仕事をしました。
御朱印の受付、書く、ハンコをおす、会計、までを分担でやりました。
人員の少ない時にはバタバタとしますが、字に影響が出ないようにしなければなりません。
そして、人間ですから、変なお客様もいらっしゃいます。
自分の心が乱れないようにするも大事なことでした。
収入は?
筆耕士などで、毎日でもお仕事がいただけるのでしたら、
年収200万くらいとの情報はありますが、
書道だけををお仕事にするのは難しいと思います。
副業として、書道のお仕事をするのでしたら、得意なことを伸ばせるので、
良いのでは無いでしょうか?(^^)
まとめ
高校時代の書道の恩師も
「書道だけだと弱い」
「書道と何かを結びつける」
「他の人がやってこなかった切り口なら商品化もいいかもね」
というように、難しい世界ではありますが、
副業からはじめて、やっているうちにアイディアを出してみるのもいいかもしれませんね!
カテゴリ:ママの仕事